E.YAZAWA

待ちに待った日といって過言ではない。そういう日があるだけでなんて幸せなんだろう。そういうハレの日を、みんなどれくらい持っているんだろうか。俺は毎日がそうでありたい欲張り派なので、日々を少し我慢して、例えばジャニーズライブやディズニーランドへや、ちょっとした旅、海外旅行、高級なものの購入(マイホーム)などへの日々努力の転換を選択してこないほうが多かった。それはそれでよくて、後悔もない選択なのだが、時にそういうことをベースに進撃しているヒトをみると、へーって思ったり、無い物ねだり的な羨望の眼差しでみていたりする。そんな大きな起伏のない草木や実ががボウボウに茂った道を歩く、我がサンダーロードに大きな巨木が待っていた、それが矢沢永吉ライブだった。仕事が連勤でもあったので、モードの切り替えは中々進まない気分だったが、ライブの前に行った個展(根本敬さんの「樹海」)がとても良くて、且つご本人と、スチャダラANIさんが偶然いて、嬉しいハプニングでテンションがあがったおかげもステップとなった気がする。

そんな夕方だったので、ミズマアートのある市ヶ谷は、深遠な世界のように思えた。普段とは違う異世界。市ヶ谷飯田橋神楽坂四ッ谷九段下麹町・・この辺りの世界観も好きだ。寺院や宗教団体本部も数多くあり、皇居外堀内堀、江戸の香りもするし、商人の匂いもする。大学や企業も多く、芸術関連の施設や隠れた名店も多いのではと思う。そこを歩くヒト々は、あまりうかれず、街に染まっている。そこを歩くだけでテンションが変わる。好きなお二人に会った後、気持ちがあがりながら、歩行していると靖国神社がみてきた。武道館も近い、皇居周りの警官も増えてきた。そんな風景の中に、異色な背中達が現る。E.YAZAWAの文字だ。この文字には深くて広くて熱く、優しい意味があるのは武道館で知ることになる。人々をここまでトランスフォームさせる力、それも染まりやすく移り気な若者でなく、少数ではなく、短い時間ではなく、、あるのは、それが矢沢永吉さんだからだと知りました。応援する彼らや最近ファンの私のようなヒトたちの為に、歌い続けてください。日本に必要です。あなたのような男が。絶賛!